今年(2018年)の夏ごろにドイツで配偶者ビザを取得したのでその過程をご紹介したのですが、なんと今更ビザに関して手紙が来たので続編をご紹介します。
前回のあらすじ
詳しいことはコチラドイツでの配偶者ビザ取得は面倒くさい!? に書いているのですが、配偶者ビザの内容として、
- 配偶者ビザは1年更新
- 語学学校に行き、インテグレーションコースを受け試験などに受かれば、永住ビザが取得できる、です。
外国人局の担当と話した後に語学学校を紹介するエージェントに会ったのですが、「語学学校は義務ではない。永住権が欲しかったら語学学校に行って諸々の試験を受ける。今の一年更新のビザでも問題ない」
という風に私たちは解釈していました。
ちなみに私たちはドイツ以外のEU国に移住を考えているので、移住するまでは今のビザを更新して、その後はその国でビザを取ろうと考えています。
が、です。手紙が来たんです。外国人局から・・・。
インテグレーションコースを受講しないと罰金
何だか色々書いていますが、要約すると「インテグレーションコースを受けて無い様ですが、理由を1月7日までに教えてください」との事です。
えっ・・・??これって永住権が欲しい人だけじゃないの??
みんな受けないといけないんですかね??
頭の中がクエスチョンマークだらけになったので、すぐに返信しました。
返信の内容は「イミグレーションで配偶者ビザを取得したときに、永住権が欲しい人は受講しなければいけないと理解し、ドイツに住むつもりがないし、仕事で国外にいることが多いので、受けなかった。」と返信しました。
するとさっそく返信が来て、「前回取得したビザを持っている人は、法律により、全員受講しないといけません。ビザの更新も2回までしかできないので、受講しなかった場合はビザが2年後には失効します。また、このまま受講しない場合は、罰金1000ユーロが発生するかもしれません」、と言われました。
また、「インテグレーションコース(600時間の語学講習+45時間のオリエンテーション)を受講し、永住ビザを取る場合はB2テストに合格し、就職している必要があります」、だそうです。
罰金?これは罰金を払えば受講しなくていいのでしょうか?いや、たぶん罰金を払った上で、受講しないといけないと思います。
しかも永住権を取得する場合、職を持っている必要があるっていってるけど、ミュージシャンってレコード会社と契約無くても職になるんでしょうか?(私の様に自営業者やフリーランスで働く人は、5年以上年金を支払っていれば永住権取得の権利が得られます。ドイツの大学などを卒業した人は2年以上で大丈夫です。)
ってゆうか、なんか強制的に働かなくちゃいけない感じがしてるんですが、何なんでしょうね?
通常の人であれば就職して働いていると思いますが、私はいろんな国で色々なことをやっているので、一か所にとどまって働くって事をしていないので面倒くさい流れですね。
とりあえず「いま日本に帰国していて、ドイツに帰ってくるのは来年の4月なので、今はインテグレーションコースを受講できません」、と返信しました。
何か聞いた話と違う方向に話が進んでいる感じで、またドイツに騙された!!って感じです・・・。
ドイツの役所は毎回毎回違うことばっかり言ってくるんですよね・・・。
配偶者ビザなんて取らなければ良かったと、後悔しています・・・。
永住権を取得した場合
ちなみに配偶者ビザから永住権を取得した場合ですが、これも同じ規制があります。
前述したように私が取得した配偶者ビザですが、半年以上国外に出ると失効します。永住権も同様に、半年以上国外にいると失効してしまいます。
特例として、15年以上永住権を保持している方は、この6か月という規制を解除する申請が出来ます。
必要なモノはお近くのイミグレーションに尋ねるのが一番ですが、一般的に収入証明が必要だと言われています。
今後の対策
さて、どうしようか考えているんですが、結局はあと2回今のビザを更新できるようなので、急ぎでもないかなって感じです。
それか、ビザを更新せずに他のEU加盟国に移ってそこでビザを取るか、ですね。
親戚のアメリカ人とドイツ人の夫婦は、ドイツの役所関係の事が煩わしいので、スペインに移住し、そこでアメリカ人の旦那は5年間の配偶者ビザを取得しました。
もちろんドイツみたいに600時間の語学レッスンを受けなくていいので、ビザの取得はかなり簡単だったようです。
もともとドイツには2-3年くらいいて、他のEU加盟国に移住する予定だったのですが、ちょっと早めて他国に移住するかもですね。
最後に
ドイツ人と結婚した方、または今後する方は、多くの場合はドイツに住むと思うので、インテグレーションコースを受けてもいいと思うのですが、ただ結婚した相手がたまたまドイツ人で、ドイツに住む予定のない人にとったら、迷惑な話ですよね。
私の場合はちょっと特殊だと思うのですが、まとめてみたら、こんな感じになります。
一年のうち4~6か月タイに滞在、1か月ほど日本などの用事のある国に滞在、5~6か月ドイツに滞在。
今の配偶者ビザが切れたら3ヵ月しかドイツに滞在できない
→それ以上滞在する場合は、今持っている配偶者ビザか永住ビザが必要
→となると、インテグレーションコースを受講しないといけない(2-3年ほどかかるっぽい)
→となると、ドイツに滞在しないといけない
→仕事に支障が出るので、それは無理
→となると、妻と息子はドイツに住めるが、私だけ3か月過ぎるとEUを離れないといけない、これも無理
八方塞がりな感じです。。。
最近はパソコンを使った仕事をしている人は、世界のどこにいても働けるので、ドイツに住んでいるからドイツで働かなくちゃいけないっていうのも、ナンセンスな話ですよね。
一応外国人局からは、ドイツに帰国したら手続きを始めてください、と言われているので、それまでに対策を考えないといけませんね。。。
<追記>
妻が調べてくれたのですが、ドイツ語のB2のテストに受かれば、インテグレーションコースを受講しなくて良いみたいです。(ドイツに帰国したら手続きを始めるので、また内容を紹介します)
ということは、勉強あるのみですね。
追記の追記>
2020年1月に、外国人局に「ドイツに住む予定がないから学校に行かない」と伝えたら、「OK」と言われました。(笑)
本当にドイツに住む予定ではないので、これはこれで良しですね。
ちなみに先日ビザの更新に行ってきたので、こちらドイツの配偶者ビザの更新手続きも一緒にどうぞ。
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